カルト宗教団体の悲惨な事件にヒントを得て作られたであろう映画が『悪夢の惨劇』

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ナイトメア・シンジ

大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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ホラーの王子様(ナイトメアリュウタ)の兄貴分で脚本家・演出家・演技トレーナー・映画評論者の4つの顔を持つナイトメアシンジです。

今日、ご紹介するのは

カルト宗教映画「悪夢の惨劇」です。

(シンシア/悪夢の惨劇という別タイトル時代もありました)

1988年に制作されたホラー映画。

原題は「BAD DREAMS」です。

一言で言うと

“13年前のある事件で唯一生き残った女性の悪夢のような体験を描くホラー”

上映時間は84分。

監督はオカルト・ホラー映画「ザ・クラフト」(1996)のアンドリュー・フレミング。

(アンドリュー・フレミングは映画「悪夢の惨劇」が長編映画デビュー作になる)

主演のシンシアに「エルム街の悪夢3/惨劇の館」(1987)のジェニファー・ルービン。

カルト宗教集団の教組ハリス役にリチャード・リンチ。

(チャック・ノリス主演アクション映画「地獄のコマンド」(1985)の悪役も印象的)

制作陣が何気に豪華です。

あのゲイル・アン・ハードが制作。

(映画ターミネーターシリーズのプロデュースでお馴染み。筆者が5回以上は見ている映画「エイリアン2」のプロデューサーでもある!すげぇお姉さん)

脚本に映画「48時間」シリーズのスティーヴン・E・デ・スーザが参加。

ここまでで、まあ駄作じゃないことがわかります。

では、

カルト宗教映画「悪夢の惨劇」のあらすじです。

映画「悪夢の惨劇」あらすじ

1974年、アメリカ。

カルト宗教集団「ユニティ・フィールズ」の教祖ハリスは信者らとともに集団焼身自殺を図る。その唯一の生き残りは少女シンシアだった。

シンシアはショックで13年もの間、昏睡状態にあったが、突如、意識を取り戻す。

世間から注目を浴びるシンシアだが、事件の前後の記憶はない。13年というブランクと身寄りのないシンシアは精神病院に入院し、ベリスフォード医部長のもと、社会復帰を目指すことになる。シンシアの担当を任せられたのは、アレックス・カーメン医師。

シンシアはグループセラピーに参加したりして、少しずつ社会に適応していこうとするが、精神病院に入院してから、少しずつ記憶が回復するにつれ、教組のハリスの幻影に悩まされるようになる。死んだはずのハリス教祖がはシンシアをハリスの幻影が襲う。

ハリスはシンシアに語りかける。

「君が来ないと、代わりの者を呼ぶぞ」

すると、シンシアの周りの患者が次々と不審な死を遂げてゆく。

焼身自殺事件を追うワッサーマン警部は、シンシアが事件に関与していると疑う…。

今回はここまで。

今回もネタバレなし。

(なかなかのオチなんで)

カルト宗教映画「悪夢の惨劇」のモデルとも考えられるカルト宗教集団の事件とは?

アメリカ合衆国インディアナ州に設立されたジム・ジョーンズ牧師が創設した”人民寺院”という宗教団体。

反社会的なキリスト教カルト集団に分類され、中南米のガイアナ共和国に自給自足のコミュニティーを建設。

教団の危険の思想が元信者からもたらされ、アメリカ国内でも関心が高まる。

1978年11月17日、アメリカ合衆国から下院議員

レオ・ライアンとボブ・ブライアンを含むジャーナリストたちが調査の為、コミュニティーを訪れると、数人の信者がコミュニティーを離れたいと申し出る。

ライアン議員と離脱希望の信者、ジャーナリストは空港で襲撃され死亡。

同年11月18日、夕刻、ジム・ジョーンズを含む918人がシアン化合物とブドウ味のフレバーを合わせた飲み物を飲まされ、集団で自殺した。

但し、そのうちの300人以上は他殺と見られる。

教団は教組ジム・ジョーンズの死と共に消滅した。

(信者が自殺してゆく様子を録音した45分のカセットテープがある。人民寺院「死のテープ」として、現在でもネットで聞けます。教組の演説の後ろで赤ん坊の泣き声や信者の呼応する声、拍手、幼い子供の声。)

悲劇的事件として、今なお、語り継がれている。

映画「悪夢の惨劇」は見るべきホラー映画

死ななくてはならなかった人間と生き残った人間。

生き残った人間の辛さも同時に描かれている。

幻覚と現実の狭間で戦うヒロインも悪くない。

主演のジェニファー・ルービンがなかなかキュート。

(この作品以降、あまり目立った活躍がないのは残念。)

ホラー映画らしく残忍なシーンも多いが、編集と演出が良いので、飽きずに鑑賞できるはず。

最後も少しヒネリが効いてる。

(1998年作!)

お時間あれば、御覧下さい。

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カルト宗教映画「悪夢の惨劇」を最後まで読んで下さった読者様へ

皆さん、脚本家・演出家・演技トレーナー・映画評論者の4つの顔を持つナイトメアシンジです。

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(ナイトメア・シンジ)

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