カルト宗教の呪縛の恐ろしさを映画『マーサ、あるいはマーシー・メイ』は教えてくれる

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ナイトメア・シンジ

大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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今日、ご紹介するのはカルト宗教を題材にしたカルト宗教 映画 「マーサ、あるいはマーシー・メイ」です。

映画「マーサ、あるいはマーシー・メイ」は2011年1月21日に公開されたアメリカ映画。

日本では、2013年2月23日に公開されました。

映画「マーサ、あるいはマーシー・メイ」はカルト集団から脱走し、マインド・コントロールから逃れようと、もがく一人の女性の緊迫した2週間を描くサスペンスミステリーです。

上映時間は102分。

監督はショーン・ダーキン。

(この作品で2011年サンダンス映画祭監督賞を受賞しました)

出演はこの作品がデビューとなる双子の女優、アシュレー・オルセンとメアリー=ケイト・オルセンを姉に持つエリザベス・オルセン。

(2018年7月日本公開のネイティブ・アメリカンの保留地での殺人事件を描いた佳作スリラー映画「ウィンド・リバー」でも、ジェレミー・レナーと共演。エリザベス・オルセンはFBI捜査官を好演しています。余談ですが、クライマックスの銃撃戦はシビレます。もう、この映画「ウィンド・リバー」は編集と演出が◎です。見てない方は是非、どうぞ)

不気味なカルト教団のリーダーを演じているのは、映画「ウィンターズ・ボーン」でアカデミー助演男優賞にノミネートされたジョン・ホークス。

そして、姉ルーシー役はサラ・ポールソン。

(アメリカン・クライム・ストーリーのO・J・シンプソン事件を描いたドラマで絶賛、その年のテレビ賞をかっさらった)

では、カルト宗教を扱った映画「マーサ、あるいはマーシー・メイ」のあらすじをご紹介しましょう。

映画「マーサー、あるいはマーシー・メイ」あらすじ

マーサは心のぽっかり空いた穴を埋めてくれたカルト教団に入信する。

マーサは、教団で”マーシー・メイ”と名づけられる。

マーサは教団は、自給自足で、独特のルールを持った教団に次第にのめり込んでいく。リーダーの寵愛を受けたマーサだったが、2年後、教団を脱走する。

マーサは公衆電話から姉のルーシーに助けを求める。

マーサはルーシーに向かいに来てもらうと、湖畔の別荘で一緒にルーシーの夫テッドと3人で過ごすことになる。

ルーシーとテッドに2年間の”空白期間”の出来事を聞かれても、「山で男とくらしていた」と質問をはぐらかすマーサ。

ルーシーとテッドは教団での特殊な生活のおかげでで、アブノーマルな行動と奇怪な言動のマーサに困惑する。

マーサの頭の中では、教団でのことが時折、フラッシュ・バックして、彼女を苦しめていた。

その中には、殺人の記憶もあった。

社会生活になじめないでいるマーサはつい、教団に電話をかけてしまう。

ルーシーとテッドとの共同生活にも、亀裂が生じ始める。

マーサとの生活に限界を感じたルーシーとテッドはマーサを精神病院に連れていくことを思いつく。

車で病院に向かう途中、マーサは後ろから迫る不気味なSUV車を目に留める…。

映画「マーサ、あるいはマーシーメイ」が描くカルト宗教の恐ろしさ

映画はマーサがルーシーとテッドと過ごす湖畔の別荘での生活とカルト教団との生活が交互に展開していきます。

ですから、構成にやや戸惑う映画になっています。

”夢で見たことと実体験を区別できないことってある”というマーサの台詞通りにストーリーは展開していくのです。

オウム真理教の事件で”マインド・コントロール”という言葉は一般社会に浸透しました。

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カルト宗教からの完全なる解脱は難しいことだということをこの映画は教えてくれます。

心のリハビリは身体のリハビリより難しい。

世界には様々な宗教が存在します。

そのどれが、カルト教団であり、どれがそうでないのか?

とても、難しい。

映画「マーサ、あるいはマーシー・メイ」はマーサ役のエリザベス・オルセンが好演が光ります。

マーサにとって、”カルト教団での生活と現実の一般社会での生活はどちらが向いているのか?”という命題を見るものに突きつけているこの映画「マーサ、あるいはマーシー・メイ」。

タイトルは何気にいい。

お時間あれば、御覧下さい。

「カルト宗教の呪縛の恐ろしさを映画『マーサ、あるいはマーシー・メイ』は教えてくれる」を最後まで読んで下さった皆様へ

皆さん、ホラー王子(ナイトメアリュウタ)の兄貴分。ナイトメアシンジです。カルト宗教映画「マーサ、あるいはマーシー・メイ」の記事を最後まで読んでくれた方にオススメしたい映画がありますのでコチラの記事も併せて読んでみて下さい→映画『教祖誕生』は宗教を強烈に皮肉ったカルト映画

(ナイトメア・シンジ)

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大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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