海外カルト映画『ショーシャンクの空に』について、今だから話そう

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ナイトメア・シンジ

大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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海外カルト映画「ショーシャンクの空に」は語りつくされた名作であることは百も承知。
あえて、それを紹介したい。
させてください。

映画「ショーシャンクの空に」は1994年9月10日に公開されたアメリカ映画です。
日本では、翌年1995年6月3日に公開。
上映時間は143分という大作です。

原作はスティーヴン・キングの中編小説。
恐怖の四季に春の物語に収められた「刑務所のリタ・ヘイワース」
(筆者は日本では、新潮文庫から発売された「ゴールデン・ボーイ」という中編集に収められていたと記憶)

監督は映画「グリーンマイル」、「ミスト」のフランク・ダラボン。
(どちらも、原作はスティーヴン・キング)

主演は2003年に「ミステック・リバー」でアカデミー助演男優賞を受賞するティム・ロビンス。そして、1989年の映画「ドライビングMissデイジー」で頭角を現し、この映画「ショーシャンクの空」でその役者としての地位を不動のものとしたモーガン・フリーマン。

1995年アカデミー賞作品賞、主演男優賞、脚色賞、作曲賞、撮影賞、録音賞、編集賞の7部門ノミネート。

(結局は映画「フォレスト・ガンプ/一期一会」に持っていかれたが、この年は「プライベート・ライアン」や「パルプ・フィクション」、「クイズショウ」など超ハイレベルな当たり年だった)

1995年キネマ旬報ベストワン。
(キネ旬好きそう。ここもカルトポイント)

海外映画「ショーシャンクの空に」のあらすじを紹介します。

1947年のアメリカ。銀行副頭取のアンドリュー・デュフレーン(通称アンディ)は、妻とその愛人を射殺したという見に覚えのない罪で終身刑の判決を受け、ショーシャンク刑務所への服役する。

ショーシャンクでは、長年に渡り、服役する「調達屋」ことエリス・ボイド・レディング(通称レッド)に鉱物採集の小さなハンマーの注文を期に親しくなる。

1949年、アンディは屋根の修理作業をしている時、主任刑務官ハドリーの遺産相続問題を知り、囚人仲間達へのビールと引き換えに具体的な解決方をアドバイスする。

以降、アンディはハドリーら刑務官から一目置かれるようになる。囚人のボックスはアンディの入所以来、度々、アンディを襲っていたが、大怪我を負わせたことでハドリーに半殺しにされて、アンディを襲う者はいなくなる。

アンディが怪我の治療を終え、自分の房に戻ってくると、レッドに注文していたリタ・ヘイワースの大判ポスターが退院祝いとして置かれていた。

やがて、アンディはブリックスという古参の囚人のアシスタントとして、図書係に配置換えとなるが、それはノートン所長や刑務官達の税務処理や資産運用をアンディに行わせるためだった。

アンディは元銀行家としての辣腕を振るう一方で、図書係として州議会に図書館予算の請求を毎週送り始める。1954年、ブルックスに仮釈放の許可が下りるが、50年もの長い間、服役していたブルックスは塀の外の生活に馴染むことはできず、自殺。

死の間際に送られたブルックスの手紙にアンディとレッドは自責の念に駆られる。時を同じくして、アンディの手紙に根負けした州議会は寄付金と古書をショーシャンク刑務所に送ってくるようになる。

1963年、アンディが州議会に年々に、手紙を送り続けた結果、遂に図書館の為の予算獲得に成功する。所長は、囚人達の社会更生という名目で、彼らを野外作業をさせ、その報酬のピンハネを始める。アンディは、その多額の不正蓄財の隠蔽の片棒を担がされることになる。

1965年、新たにトミーというコソ泥の若者が入所してくる。トミーを気にかけるアンディは読み書きから勉強を教え始め、やがて高校卒業資格を申請するに至る。トミーはアンディの過去を知ると、その真犯人に心当たりがあると話す。

アンディは所長に自分の再審請求をするが優秀な経理担当者で、同時に自分の不正な隠し財産を知っているアンディを所長は、手放す気はなかった。

所長は考えを改めさせる為にアンディを懲罰房に入れる。だが、折れないアンディに所長とハドリーは、冤罪証明の鍵を握るトミーを射殺する。トミーの死から1月後、アンディは再び不正経理を行うことを条件に懲罰房から出される。嵐の翌朝の点呼、アンディは房から消えていた。

そして、所長やハドリーはリタ・ヘイワースからラクエル・ウェルチに変わったポスターの裏の壁に大きな穴が開いていることを見つける。

アンディは約20年間小さなハンマーで壁を掘り続け、ついに1966年、脱獄に成功したのだった。アンディは所長の不正な金を引き出すと、新聞社に告発状を送り、メキシコへと逃亡する。アンディの告発状によってハドリーは逮捕され、、所長は拳銃で自殺。

程なくして、レッドは服役40年目にしてようやく、仮釈放される。レッドはアンディの伝言を信じて、メキシコのジワタネホへ向かう…。

海外映画「ショーシャンクの空に」が名作カルトである理由。

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海外映画「ショーシャンクの空に」はティム・ロビンスとモーガン・フリーマンの名演技はさることながら、ノートン所長役のボブ・ガントン、ハドリー主任刑務官役のクランシー・ブラウンが素晴らしい。
(悪役の憎たらしさが、映画のクオリティを上げると筆者は疑わない)
ここがカルト。

そして、記憶に残る名台詞です。
ここがカルト。

「フィガロの結婚」のレコードを、所内放送で流したこと懲罰房送りとなるアンディ。仲間達からレコードを流した理由を尋ねられ、アンディは『音楽と希望は誰にも奪えないものだ』と答える。(もう、この辺は大脱走のラスト、スティーブ・マックィーンが看守からグローブを受け取るシーンに匹敵)

そして、原作のラストにもあるこの言葉。
『希望はいいものだ。たぶん、何よりもいいものだ。そして、いいものは決して死なない』(原作から。字幕は少し違います。でも、筆者は原作のテイストがより好きなので)

この海外映画「ショーシャンクの空に」が公開された年は阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件が起きた年でもあります。亡くなった方、被害に会うれた方のことを考えると胸が痛みます。

もうすぐ、平成も終わります。
新しい未来と過去を忘れないこと。
そして、忘れてはならないこと。
それは希望。

パンドラの箱の片隅に小さく残っていた”希望”のように僕らは、
それらを糧に生きていきましょう。

20年もかかって、その間、一度も、諦めず、
自分の信じる道をただひたすら突き進んだアンディー。

海外カルト映画「ショーシャンクの空に
今だから、もう一度、見直してみては。

「海外カルト映画『ショーシャンクの空に』について、今だから話そう」を最後まで読んで下さった皆様へ

皆さん、ホラー王子(ナイトメアリュウタ)の兄貴分。ナイトメアシンジです。最後まで読んでくれた方にオススメしたい映画がありますのでコチラの記事も併せて読んでみて下さい→海外カルト映画『気狂いピエロ』の読み方の今と昔

(ナイトメア・シンジ)

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