海外映画『海外映画『π』はセンスの光るカルト映画』はセンスの光るカルト映画

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ナイトメア・シンジ

大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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今日、ご紹介するのは、海外映画「π」です。
海外映画「π」は数字を巡るアメリカ映画です。
ジャンルはミステリー&サスペンス。

タイトルのπは円周率。
(円周率は3.14。後ろに数字がだらだら続くことは文系出身の筆者も知っています)

海外映画「π」は本国アメリカでは1998年7月10日に公開。
日本では1999年7月10日に公開されました。
白黒のモノトーンの映画で、上映時間は84分。

海外映画「π」はサンダンス映画祭最優秀監督賞を受賞しています。
(サンダンス映画祭とは、ロバートレッドフォードが主催し、ユタ州パークシティで開催されるインディペンド映画を対象とする映画祭。映画「ブラッド・シンプル」や「ソウ」など、たくさんのインディペンド映画がこの映画祭から巣立っている)

映画「π」の監督・脚本は映画「レスラー」(2008年)やブラック・スワン(2010年)のダーレン・アロノフスキー。

出演者は筆者の知らない役者ばかり。
勉強不足ですいません。
(たくさんの映画に出ているスティーヴン・パールマンが出ていることはわかる)

海外映画「π」あらすじ

ホラーの王子(ナイトメアリュウタ)の兄貴分で脚本家・演出家・演技トレーナー・映画評論者の4つの顔を持つナイトメアシンジです。では、海外映画「π」のあらすじを紹介します。

チャイナタウンに住む数学者のマックス・コーエンは、持病の頭痛と共に訪れる手首の痙攣と闘いながら、自作のスーパーコンピューターで、株価を整数論を使って予測する毎日を送っている。

”すべての事象は数値化でき、すべての物事には法則がある”と信じて疑わないマックスは部屋にたくさんの鍵を取り付け、アパートの住人とも、極力付き合わないように生活している。だが、バーで、マックスはユダヤ教徒のレニーと知り合いになる。

レニーもまた、モーセ五書に関する数学の研究をしていた。研究に没頭するあまり、マックスの頭痛の症状は日を追って酷くなり、やがて、幻覚までも見るようになる。恩師のソルは、そんなマックスを心配して、”息抜き”を勧めるが、マックスは取り合わない。

そんなある日のこと、マックスがいつものように株式市場の予測をしていると、突然、コンピューターが216桁の数字を表示してショートしてしまう。以前からマックスの周囲にしつこく現れる大手証券会社の連中は、この時とばかり、マックスに取引を持ちかける。

マックスは最新のコンピューターチップと引き換えに株式市場の法則性が解明出来次第、証券会社に提供することを条件に、コンピューターのチップを受け取ってしまう。そんな中、マックスは、ソルも昔、円周率の研究をしていた時に216桁の数字が表示され、コンピューターがショートしたという話を聞かされる。

マックスは216桁の数字の法則性を調べ始めるが、体の具合は次第に悪化、アパートの住人達も心配するが、マックスはかたくなに拒む。痺れを切らした証券会社の連中がマックスに情報提供を促すが、マックスは拒否。すると、連中はマックスを暴力で脅す。

レニーたちの出現でマックスは窮地を脱するが、レニーたちもまた、彼が持つ216桁の数字の情報を手に入れようとしてマックスを拉致する。

マックスは、”216桁の数字の意味を理解できて、神の言葉を聞くことが出来るのは自分だけ”とレニー達に、うそぶく。レニー達から解放され、アパートに戻ると、マックスはこめかみに電動ドリルを当て、自分の脳を破壊する。

数日後、近所の公園で同じアパートに住む計算好きの少女と草木を穏やかな表情で眺めるマックス。少女がいつものようにマックスに暗算の早解きを求めるが、もう、マックスには答えることはできなかった…。

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海外映画「π」がセンスの光るカルト映画である理由。

カット数の多さ。
このカルト映画「π」は極端に短いクローズアップのカットを、いくつも繋ぎ合わせて作られています。

それだけではありません。
時折見せる観客を突き放すかのようなロング・ショット。

画面がぶれる疾走シーンなども加えて、見るものを飽きさせない映画作りになっているのです。

映画「π」は通常の映画の倍以上のカットが丹念に積み重なって作られているカルト映画なのです。ヨリの多いカットなので、白黒でありながら、役者の表情がよくわかります。

映画本来の持ち味である、いわゆる説明台詞でなく”絵”で見せる。この監督、子供の頃から絵が上手かったんだろうなーと思わせる素晴らしいカットの応酬には驚嘆を禁じえません。

(バブルの頃から昨今、色々な芸能人、多くはミュージシャンですが映画を”名監督きどり”で撮っていますが、その人たちの酷い”絵”の数々を対照的に思い出してしまいました。誰と誰とは申しません。あしからず。いや、待てよ。思い違いだ。その手の映画はファンの為に作られているからいいのか…痘痕もエクボ)

音楽も静かながら、画面の緊張感を損なわない出来。
(上から目線ですいません)

このカルト映画「π」はまさに職人技の映画です。

ストーリーは完全に理解できなくとも、この映画の凄さは理解できます。
カルト映画「π」まあ、騙されたと思って一度、御覧下さいまし。

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皆さん、ホラー王子(ナイトメアリュウタ)の兄貴分。ナイトメアシンジです。最後まで読んでくれた方にオススメしたい映画がありますのでコチラの記事も併せて読んでみて下さい→海外映画『マルホランド・ドライブ』はカルトの中でも、特別な作品

(ナイトメア・シンジ)

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