海外映画『マルホランド・ドライブ』はカルトの中でも、特別な作品

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ナイトメア・シンジ

大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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今回、ご紹介するのは、海外カルト映画「マルホランド・ドライブ」です。この映画「マルホランド・ドライブ」はあの鬼才デビッド・リンチ監督作品ですから、ご存知の方も多いと思います。

デビッド・リンチ。

1946年モンタナ州生まれ。
1976年「イレイザーヘッド」で長編デビュー。
1980年「エレファントマン」でアカデミー賞8部門にノミネート。
1986年「ブルーベルベット」で全米批評家協会賞受賞。
1990年「ワイルド・アット・ハート」でカンヌ国際映画祭パルム・ドール賞受賞。

そして、次に監督した作品が、この映画「マルホランド・・ドライブ」

あえて、有名カルト映画「マルホランド・ドライブ」を紹介するのは、海外カルト映画の最高作品のひとつだからです。

では、知ってる人も知らない方も、どうぞ。

海外カルト映画「マルホランド・ドライブ」は2001年のアメリカ・フランスの合作映画です。
日本では、2002年2月16日に劇場公開されました。
上映時間は145分。

先にも述べましたが、デビッド・リンチはこの映画「マルホランド・ドライブ」の脚本も書いています。

主演はこの作品が女優としてのターニング・ポイントになったナオミ・ワッツ。
(全米映画批評家協会賞の主演女優賞を受賞)
もう一人の主演はローラ・ハリング。
(主な代表作は見当たらず)

海外カルト映画「マルホランド・ドライブ」は第54回カンヌ映画祭で監督を受賞しました。

カルト映画「マルホランド・ドライブ」あらすじ

ホラーの王子(ナイトメアリュウタ)の兄貴分で脚本家・演出家・演技トレーナー・映画評論者の4つの顔を持つナイトメアシンジです。さて、カルト映画「マルホランド・ドライブ」のあらすじを導入部分だけ、ご紹介します。

真夜中、マルホランド・ドライブで車の衝突事故が起きる。助かった黒髪の女は、記憶も曖昧で、ハリウッドのある留守宅へ忍び込む。そこはルースという有名女優の家だった。だが、直後にその家に女優になろうと、上京してきたルースの姪ベティに見つかってしまう。 女は部屋のリタ・ヘイワースのポスターを見てとっさにリタと名乗る。ベティは、最初はリタを叔母の友人だと信じるが、すぐにルースからの電話で、見知らぬ他人であることをがわかる。

ベティに、何も思い出せないと打ち明けるリタ。彼女のバックを調べると、見に覚えのない大金と謎の”青い鍵”が入っていた。ベティは好奇心と同情から、リタの記憶を取り戻そうと協力する…。

デビッド・リンチはこの海外カルト映画「マルホランド・ドライブ」をより理解するため、観客の為に10個のヒントを提示しました。

カルト映画「マルホランド・ドライブ」10個のヒント

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①映画の冒頭に、特に注意を払うように。少なくとも2つの手がかりが、クレジットの前に現れている。
②赤いランプに注目せよ。
③アダム・ケシャーがオーディションを行っている映画のタイトルは?
そのタイトルは再度誰かが言及するか?
④事故はひどいものだった。その事故が起きた場所に注目せよ。
⑤誰が鍵をくれたのか? なぜ?
⑥バスローブ、灰皿、コーヒーカップに注目せよ。
⑦クラブ・シレンシオで、彼女たちが感じたこと、気づいたこと、下した結論は?
⑧カミーラは才能のみで成功を勝ち取ったのか?
⑨Winkiesの裏にいる男の周囲で起きていることに注目せよ⑩ルース叔母さんはどこにいる?

さて、筆者なりに考えみました。
わかったのもあれば、わからないものもあります。
(当たっているかどうかもわからない)

①女優が寝ている、ダンスをする人々(大会)
②車のテールランプ
③不明
④マルホランド・ドライブ
⑤記憶喪失の女優のバックから出てきた
⑥バスローブの違い・Winkiesのカップ・灰皿の煙草を吸ったのは?
⑦歌の歌詞と二人の女性の表情
⑧マフィアのゴリ押しのシーン
⑨夢の中に出てきた人物を見た反応
⑩カナダではない。もういない。

さて、あらすじを導入部分しか書いていない以上、これだけにしておきます。
(見て、ご判断ください)

海外カルト映画「マルホランド・ドライブ」はどこが凄い?

デビッド・リンチは画面の明暗の作り方が素晴らしい。
(絵になる)

赤を基調にした美術も印象的。
(デビッド・リンチは”運命の赤い糸”をイメージしているんだろうか?)

女優さんをキレイに撮る。
(静と動のカメラワーク)

筆者が思う、最大の”ここがカルト”は、
画面からにじみ出る緊張感のある演出です。
(出演者の次の台詞、行動が読めない故の緊張)

では、
カルト海外映画「マルホランド・ドライブ」のワン・シーンを例に挙げてみましょう。

座が緊張をしている瞬間、マフィアの男が最高級のエスプレッソを飲む時前に、ウェイターにナプキンを要求する。

”えっ?どういうこと?”
出演者が固唾をのんで、マフィアの男の次の行動を見守ります。
(観客もそれに倣う)

その後の展開は御覧下さい。

海外カルト映画「マルホランド・ドライブ」でも、こういうシーンが多々見られる
デビッド・リンチは天才だな。

脚本を書く時、演出をする時の参考にしたい。
(筆者も末席を汚すものでありますので…)

デビッド・リンチはジョージ・ルーカスからの「スターウォーズ ジェダイの復讐」の監督のオファーを断った事は有名。

でも、見てみたかった。

デビッド・リンチは199年に作ったカルト「ツイン・ピークス」で全世界の人々を熱狂させた。

難解ではあるけれど、この映画「マルホランド・ドライブ」も素晴らしい。

「海外映画『マルホランド・ドライブ』はカルトの中でも、特別な作品」を最後まで読んで下さった皆様へ

皆さん、ホラー王子(ナイトメアリュウタ)の兄貴分。ナイトメアシンジです。最後まで読んでくれた方にオススメしたい映画がありますのでコチラの記事も併せて読んでみて下さい→海外で評価の高いカルト映画『ウィズネイルと僕』は面白い映画なのか?

(ナイトメア・シンジ)

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大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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