映画『デッドオアリベンジ』を見て考える吹き替えと字幕スーパーの違い

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ナイトメア・シンジ

大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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今日、ご紹介する映画はジョージアの「デッドオアリベンジ」(2015)です。

ジョージアはソビエト連邦から1991年4月9日に独立した国です。

ヨシフ・スターリンの出生地でもあります。
旧国名はグルジア。
(こちらの方が筆者には馴染み深い)

ジョージアはグルジア語が主に使用される国ですが、ソ連時代に普及されたロシア語も広く使われています。

今回、筆者が拝見したのは”英語版字幕スーパー”です。

今回のこの映画「デッドオアリベンジ」は”吹き替えと字幕スーパー”の違いを考えさせられた映画でした。

(結婚が先か?妊娠が先か?もとい、卵が先か?ニワトリが先か?と同じ)

映画「デッドオアリベンジ」は2016年3月2日に日本で公開されました。
R-15指定のサスペンス映画。
上映時間は105分。

この映画「デッドオアリベンジ」はなかなかの拾い物サスペンスです。
(おすすめということ)
原題は”Landmine Goes Click”。
”地雷をクリックする”
筆者が勝手に意訳すると、”地雷がカチッと鳴った”です。
(センス不足ですいません)

キャッチ・コピーは
「足元に地雷、目の前で彼女がレイプ、陵辱した鬼畜への予測不可能の復讐が始まる…」

映画「アイ・スピット・オン・ユア・グレイブ」(2010年)が気に入った方には、この映画「デッドオアリベンジ」はおすすめムービー。
(1978年「発情アニマル」のリメイク。オリジナルに軍配)

映画「デッドオアリベンジ」の監督、レヴァン・バキアは1979年8月12日ジョージア生まれ。

キャストの多くは日本では知られていませんが、主演の一人、アリシア役にスペンサー・ロックがいます。(映画「バイオハザードⅢ」(20079と映画「バイオハザードⅣ」(2010)でクレア軍団の
”Kマート”を演じています)

では、映画「デッドオアリベンジ」のあらすじをご紹介します。

映画「デッドオアリベンジ」あらすじ

ジョージアの人里離れた場所に、アメリカからトレッキングにやってきた3人の若者、アリシアとクリス、ダニエルの3人。

アリシアはダニエルにプロポーズされていたが、ダニエルの親友でもあるクリスとも肉体関係を持ってしまっていた。

3人が訪れた場所はその昔、グルジア戦争で地雷が撒かれたエリアだった。

記念写真を撮ろうとした瞬間、クリスが誤って地雷を踏みつけてしまう。

しかし、それは、アリシアとクリスの関係を知ったダニエルの罠だった。

クリスが足を一歩でも動かせば身体もろとも爆発することは免れない。

ダニエルはアリシアとクリスに罵詈雑言を吐き捨て、その場を立ち去ってしまう。

そこへ地元の男イリアが通りかかる。

クリスを助けようとするアリシアの心を操るように、イリアは要求を次第にエスカレートさせていき、やがてクリスの目の前でアリシアをレイプしてしまう…。

映画「デッドオアリベンジ」を見て吹き替えと字幕スーパーについて思ったこと(ネタバレあり)

演出家・脚本家・映画評論家・演技講師・リーディング講師・ナイトメアプロダクションCEO の6つの顔を持つナイトメアシンジ

クリスはイリアの目の前でアリシアに行った”理不尽で残酷な行為”をイリアの家族で再現します。(ここから映画はサスペンスからバイオレンスに”早変わり”)

最後はイリアの娘を撃ち殺してしまうクリス。
(想定外の結果にクリスの驚愕の表情が印象的)

映画は”誰も特をせずに終わる”バッドエンドです。

クリスは復讐のためにイリアの家族に近づきますが、そこで、アリシアとクリスに行った”イリアの行き過ぎた行い”はイリアが酔っていたことが原因だと筆者は初めて気がつきました。
(筆者の勉強不足です)
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筆者には、なまりのある英語とグルジア語を話すイリアが酔っていたように見えませんでした。この場合、日本語の吹き替えなら、即座に気がついたはず。
(言い訳です)

2001年公開アクション映画「ブラックホーク・ダウン」も、筆者は最初は字幕スーパー。その後、日本語吹き替えで拝見して、この作品の評価が更に上がりました。

ソマリアでの米軍とゲリラの市街戦。映画「ブラックホークダウン」の日本語吹き替えでは、字幕スーパーに載せきらない兵士たちの会話が実にリアルで、時に滑稽で、あるいは勇敢なことがわかります。

また、クリントイーストウッド主演映画「ダーティ・ハリー」シリーズ(1971年~1988年)は、サンフランシスコ市警の組織と規律を物ともしないアウトロー刑事、ハリー・キャラハンを山田康雄の声で聞くか、イーストウッドの声で聞くか迷うところです。
(どちらも素晴らしい)

吹き替えと字幕スーパーで見るか?

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「それが問題だ」
(byシェークスピア)

筆者には悩ましい限りです。
みなさんはいかがですか?

尚、映画「デッドオアリベンジ」は今のところ、日本語吹き替えでは見れません。
演出家・脚本家・映画評論家・演技講師・リーディング講師・ナイトメアプロダクションCEO の6つの顔を持つナイトメアシンジ

映画「デッドオアリベンジ」は突っ込みどころはたくさんあります。
(ダニエルへの復讐は?とか)

が、この映画は”見ておいた方がよろしくてよ”

(最後はなぜか、お嬢様風に言ってみました)

”地雷はどうなったのか?”はあえて伏せておきますので。

”今宵も悪夢は世界のどこかで誰かが見る”

(ナイトメア・シンジ)

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