映画『ダウンレンジ』は映画鑑賞の本来の目的を考えさせる映画かも」

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ナイトメア・シンジ

大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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今日、ご紹介するのは映画「ダウンレンジ」です。

映画「ダウンレンジ」
人気のない道路で立ち往生した6人の大学生の男女が、突如、出現したスナイパーに襲われるアクション・スリラー。
”映画はワクワク、ドキドキでなければならない”と考える筆者にとっては、色々考えさせられる映画でした。(しみじみ)

映画「ダウンレンジ」は北村龍平監督のアメリカ映画

タイトルの「DOWN RANGE」は銃弾の射程距離内、戦闘区域の意味

映画「ダウンレンジ」は2017年9月10日にトロント国際映画祭で上映されました。
(シッチェス・カタロニア国際ファンタステック映画祭、釜山国際映画祭などでも上映)

日本では9月15日より、新宿武蔵野館で2週間限定ロードショー。
(その後、大阪第七藝術劇場で公開)

上映時間は90分。

R15+指定。
(グロい描写も多い。良い子のみなさんは見れません)

監督は北村龍平

2001年インディーズ映画「VERSUS -ヴァーサス-」でローマ国際ファンタスティック映画祭監督賞、大沢たかおと加藤雅也主演、堤幸彦と競作した2003年中編剣術アクション映画「荒神」でブリュッセル国際ファンタスティック映画祭監督賞、2003年小山ゆうの漫画を映画化した映画「あずみ」でフィラデルフィア国際映画祭観客賞を受賞しているアクションには定評のある監督。
一方、こちらも原作ありき、2003年映画「スカイハイ 劇場版」、2004年東宝映画「ゴジラ FINAL WARS」、まさかの実写(実は1974年「ルパン三世念力珍作戦」に続く2作目)2014年「ルパン三世」など評価が分かれる作品も多い。

主演を務める6人の大学生は全員無名

1万人を超えるオーディションから選ばれました。

この中からスターが現れる可能性も否定できないですぞ。わりと早く画面からいなくなるジェフ役ジェイソン・トピアス。残るケレン役ステファニー・ピアソンは注目

では、映画「ダウンレンジ」のあらすじをご紹介しましょう。

今回はシンプルですから必要ないかもしれませんが

北村龍平「ダウンレンジ」あらすじ

昼間、太陽が照りつける中、人気のない幹線道路を走るSUV車。
相乗りをしている大学生の6人の男女。
いきなり、左の後ろのタイヤがバーストする。

大学生達がタイヤを交換し始めると、突如ライフルの”音なき銃弾”が彼らを襲う。
恐怖に怯え、SUVを楯に隠れる大学生達。
車はほとんど通らず、携帯電話も繋がらない。
”姿なきスナイパー”は大学生達をまた一人、また一人と血祭りに上げてゆく…。

無人の荒野をバックに展開する、いわゆるワンシチュエーション・スリラー映画。

映画はワクワク、ドキドキでなければならない

演出家・脚本家・映画評論家・演技講師・リーディング講師・ナイトメアプロダクションCEO の6つの顔を持つナイトメアシンジ

アメリカ資本ながら、インディペンデント映画。
北村龍平の”原点回帰映画”と言ってもいい。

(ワクワクポイント)

”終わりなき絶望。”というキャッチ・コピーと想像を掻き立てるポスター。

(ワクワクポイント)

6人の大学生男女VS姿なきスナイパーという事前情報。

(ワクワクポイント)

視聴前から3ワクワクポイント。
悪くありません。

映画「ダウンレンジ」ここからネタバレあり

開始早々、SUV車がパンク。
(ワクワク)

タイヤ交換のシーンが長い

ナイトメアシンジ
出演者の相関関係を見せるつもりだろうが、あまり説明はない。ただ、ダラダラ。演出もイマイチ。実にもったいない

6人の若い無名のアクターが主役

ナイトメアシンジ
誰が生き残るかわからない。ドキドキポイントです。しかし、感情移入しずらい。このへんは諸刃の剣だな

突然の膠着状態

ナイトメアシンジ
少し、ダレる。もう少し、頑張りましょう
後半、家族3人を乗せた車が通りかかるあたりから俄然、映画は息を吹き返す。(ワクワク、ドキドキ)
演出家・脚本家・映画評論家・演技講師・リーディング講師・ナイトメアプロダクションCEO の6つの顔を持つナイトメアシンジ

そして、主役だと思っていた女の子の突然の死。

やるじゃん、北村龍平。予想を裏切られた。北村龍平は今回も脚本に参加しています

駆けつけた警官たちとスナイパーとの夜の死闘。

ここは大好き。ワクワク、ドキドキMAXです

いやー、驚愕のラスト5分はなかなかの出来。

ここはタネ明かしなし。映画「ダウンレンジ」を御覧下さいませ

ネットでは評価の分かれるこの映画「ダウンレンジ」筆者は後5分短ければ、傑作だと思います。

”姿なきスナイパー”の目的は最後まで明かされません。

顔も年齢もハッキリとしない

色々な意味で、この映画「ダウンレンジ」はスティーヴン・スピルバーグ監督の「激突」(1971年)を彷彿させると言われていますが、残酷描写も含めると筆者にはロバート・ハーモン監督の「ヒッチャー」(1986年)の方が近いと思います。(天邪鬼ですいません)

何はともあれ、この映画「ダウンレンジ」はスリラー映画好きなら、一見の価値あり。(ワクワクポイント、ドキドキポイントある映画はいい映画だから)

”今宵も悪夢は世界のどこかで誰かが見る”

(ナイトメア・シンジ)

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大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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