映画『デーモンナイト』の評価と感想は、どう言えばいいのか?とても迷う

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ナイトメア・シンジ

大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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今日、ご紹介するのは、”評価と感想に迷う映画”デーモンナイト」です。

1995年制作のアメリカ映画「デーモンナイト」は、タイトルから推察される通り、ホラー映画です。

(コメディ要素は入っていそうだけど、ファンタジー要素も入っているとは、想像できない。でも、入っているんですよ。これが。)

デーモンナイト」はHBOのテレビドラマ「ハリウッド・ナイトメア」の一環として作られました。
日本公開は1995年7月18日。
上映時間は92分。

ハリウッド・ナイトメアとは?

「ハリウッド・ナイトメア」(原題はTales from the Crypt)は、HBOにより1989年から1996年まで製作されたオムニバス・テレビドラマのこと。

同様にオムニバスドラマである『トワイライトゾーン』や『世にも不思議なアメージング・ストーリー』に比べホラー色が強く、オチの過激なエピソードが多いのも特徴。また、人体切断などの残酷描写も多く、ほとんどのエピソードで死亡者が出る。

HBOで製作開始されてから全7シーズンが放送され、豪華なスターたち(ブラッド・ピット、ユアン・マクレガー、ベニチオ・デル・トロ、ダニエル・クレイグ、デミ・ムーア、トム・ハンクス、マイケル・J・フォックス、カーク・ダグラス、マーティン・シーン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジョー・ペシなど)がゲスト出演を果たした。またロバート・ゼメキスやウォルター・ヒルなど、劇場用映画の第一線で活躍する巨匠が監督したエピソードも少なくない。

(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

映画「デーモンナイト」の監督はアーネスト・ロスコー・ディッカーソン

映画「マルコムX」などスパイク・リー監督作品の撮影監督を務めていた人。
近年はテレビドラマの監督作品が多い。
(筆者がシーズン8まで拝見したアメリカテレビドラマシリーズ「ウォーキング・デッド」の監督もしている)

映画「デーモンナイト」の出演者をご紹介


画像出典:Wikipedia

悪魔と死闘を繰り広げるフランク・ブレイカーにウィリアム・サドラー

(映画「ダイハード2」(1990)のテロリスト役が印象に残ります。なかなかのヒール役ぶり)

ブレイカーを追う悪魔にはビリー・ゼイン

(アクション映画でその後、続編も作られらた「山猫は眠らない」(1993)のトム・ベレンジャーの相棒役です。佳作)

物語のキー・キャラクターのジェルリン役にジェイダ・ピンケット

(映画「マトリックス」シリーズのナイオビ姐さん。あのウィル・スミスの奥様です)

デーモン・ナイト」のあらすじをご紹介しましょう。

映画「デーモンナイト」あらすじ

舞台はニューメキシコ州ワ-ムウッド。

人間に姿を変えた悪魔から追走され、車を大破させられるフランク・ブレイカー。ブレイカーはある特別な”鍵”を持っていた。

遥か遠い昔、神が大地を作った時、地上に君臨していた悪魔は7つの特別な”鍵”で、全宇宙を支配しようと企んだが、神が光を作りその”鍵”を奪ってしまった。それ以来、悪魔は7つの”鍵”を捜し求めていた。

”鍵”の中には、古からの代々聖者の血が収められていた。そのひとつをブレイカーが持っていたのだ。
ブレイカーは中年の酒飲みの案内で、町外れのにある元は教会だったホテルに辿り着く。そこにはブレイカーが探していた場所でもあった…。

やがて、悪魔が保安官を伴い、そのホテルにやってくる。

ホテルには、オーナーのほかに郵便局を首になった男、売春婦、ホテル従業員のジェルリンなどがいた。

ブレイカーから鍵を奪い、立ち去ろうとする悪魔に詳しい事情を聞きたいという保安官。悪魔は突如、本性を現し、保安官のクビを跳ねる。

ホテルはたちまち、修羅場と化す。

なんとか鍵を取り返し、ブレイカーたちは協力して悪魔をホテルの外に出すことに成功する。
不安と恐怖に慄くホテルの人々。

ブレイカーは持っている鍵から血を床に滴らせ、悪魔が通り抜けられないバリアーを作る。悪魔は分身を作り、ホテルを包囲し始める。

ブレイカーとホテルに取り残された人々の長い夜が始まった…

映画「デーモンナイト」の評価と感想(ネタバレあり)

わずか92分なのに長く感じる(脚本の構成に問題あり)

最初のカーチェイスは快調な滑り出し。でも、その後がダレます。

ナイトメアシンジ
登場人物の紹介なんだけど、面白くともなんともない

動き出すのは、保安官の首が飛ぶあたりから。
(後半、ホテルオーナーの腕も宙を飛ぶが、血がドバーと吹き出さないから、意外とグロさはなし)

1990年代の映画として観るなら、特殊メイクも造形も良く出来ています。

ナイトメアシンジ
今、観ると物足りなさがつきまとう

なにか、違和感を覚えます

ナイトメアシンジ
そうか!わかった!スパイク・リーや数々の作品の撮影監督をこなしているからか、画面が妙に明るいんだ。それだ。(チョー、きれい。ホラー映画特有の明暗がない。光と影でなく、光だけ)
演出家・脚本家・映画評論家・演技講師・リーディング講師・ナイトメアプロダクションCEO の6つの顔を持つナイトメアシンジ

怖くない、グロくない

ある意味、ホラー映画色が強くないファンタジー映画と見るのが正解かも。
(いや、子供を斬●したりするシーンもあるから、違うか…)

良いアイディアを生かしきれてない

郵便物を開封してこっそり中を見ていた元郵便局員とか、悪魔の追跡を交わしながら、”鍵を引継ぎ”相手を探しているとか、アメリカン・コミックのページに特化したアクション・シーンとか所々、良いアイディアはあるんだけど、生かしきれてない。 

筆者は評価しません

ネットの評価はまあまあ。事実、本作のヒットを受けて映画版第2弾「ボーデロ・オブ・ブラッド/血まみれの売春宿」も製作されています。

興味のある方はどうぞ

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”今宵も悪夢は世界のどこかで誰かが見る”

(ナイトメア・シンジ)

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大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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