映画『8mm』に出て来る”マシーン”の正体は意外性あり

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ナイトメア・シンジ

大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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今日ご紹介するのは映画「8mm」です。
映画「8mm」は”スナッフ・フィルム”を題材にしたスリラー映画です。

スナッフ・フィルムとは?

”スナッフ・フィルム(Snuff film)は娯楽用途に流通させる目的で行われた実際の殺人の様子を撮影した映像作品を指す俗語。 スナッフビデオ、スナッフムービー、殺人フィルム、殺人ビデオともいう”( Wikipediaから抜粋)

スナッフ・フィルムについては映画「ギニーピッグ2血肉の華」にでも触れておりますので、興味のある方が御覧ください。

映画「8mm」について

8mm」は1999年のアメリカ映画。
日本公開は1999年5月1日。
上映時間は123分。
R-12指定。

監督はジョエル・シュマッカー

青春映画の佳作「セント・エルモス・ファイヤー」(1987)や筆者は好きな吸血鬼映画「ロストボーイ」(1987)、制作費1億ドルのアノ映画「バットマン・フォーエヴァー」(1995)、設定が面白かったニコラス・ゲイジとニコール・キッドマン主演スリラー映画「ブレイクアウト」(2011)など多くの作品のメガホンを取っている監督

脚本アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー

デビッド・フィンチャー監督の映画「セブン」(1995)の脚本家として有名な。

映画「8mm」出演

私立探偵トム・ウェルズにニコラス・ケイジ

ウェルズに手を貸すマックス・カルフォルニア役にホアキン・フェニックス

今や演技派。デビュー作SF青春映画「スペース・キャンプ」(1986)でスターウォーズフリークのIQ180の天才マックス役を見事の演じ、その片鱗は伺わせた。当時の芸名はリーフ・フェニックス

ポルノ映画の鬼才ディーノをピーター・ストーメア

筆者がメチャメチャ好きなアーノルド・シュワルツネッガー主演のアクション映画「ラストスタンド」(2013)の悪役コルテスの右腕トーマス・ブレル役!

若き日のノーマン・リーダス

メアリー・アンとともにハリウッドに向かうはずだった囚人ウォーレンを演じる。(今や、世界で大ヒットしているTVドラマ「ウォーキング・デッド」の”ダリル”ですな)

では、映画「8mm」のあらすじをご紹介しましょう。

映画「8mm」あらすじ

私立探偵のトム・ウェルズは大富豪のクリスチャン夫人と弁護士のロングデイルに、夫の遺品の8ミリフィルムの調査を依頼される。

フィルムには、下着姿の少女が黒いマスクを被った人物に残忍に殺されるシーンが映っていた。スナッフ・フィルムなのか?作り物なのか?ウェルズは警察の介入を嫌うクリスチャン夫人の調査を始める。

調査は難航するが、ウェルズは、少女が義理の父親との不仲が原因で家出し、行方不明になったメアリー・アン・マシューズであることを突き止める。

ハリウッドで女優を目指すというメアリー・アンの書き置きを手がかりにハリウッドに向うウェルズ。ウェルズはアダルト・ショップで働く若者、マックス・カルフォルニアの協力を得て、闇ポルノのブラック・マーケットに潜入する。

やがて、ウェルズはバイオレンスを売り物にした闇ポルノの大物監督ディーノに出会う。ディーノの映画には、”マシーン”と呼ばれる正体不明の黒マスクの男優が出演していた。

ウェルズは例のフィルムを撮ったのはディーノだと確信する。

マックスと共にニューヨークに飛び、ディーノに映画製作を依頼するウェルズ。ウェルズの条件は撮影の見物とマシーンを出演させることだった。

ディーノとマシーンが待つ撮影現場の倉庫に向かうウェルズ。しかし、そこにクリスチャン夫人の弁護士ロングデイルが銃を持って現れ…

映画「8mm」のみどころ(ネタバレあり)

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ハピネット ピーエム

ホアキン・フェニックス演じるポルノ・ショップの店員マックスが存在感抜群。
(文学好き)

”マシーン”という黒いマスクを被った殺人者。
(最後まで正体を明かさない)

映画「8mm」の悪役”マシーン”の怖さと正体

マシーンは醜い顔や痣、火傷で顔を隠しているのではありません

普通に暮らす、過去にトラウマも背負ったことのないごくごく平凡な男がマスクを被って、正体を隠し、その残忍な性格と嗜好を露にする。

(マシーンはウェルズにそう告白する)

”悪に育ったのではなく、生まれた時から悪だった”というシークエンスがこの映画の最も衝撃的なところ。

”快楽殺人をする人間とそれを喜んで鑑賞する人間”

演出家・脚本家・映画評論家・演技講師・リーディング講師・ナイトメアプロダクションCEO の6つの顔を持つナイトメアシンジ

そんな人間が気がつかないだけで、すぐ傍らにいるかも…
(人間不信になるな)

インターネットのない時代でDVDよりビデオが主流の時代。
(今の時代を予感させるセリフもあります)

調査のため、闇ポルノのダークな深淵を覗くウェルズにマックスが言いいます。

”悪魔と踊ると悪に染まる”

この言葉通り、ウェルズは結果的に犯人達を殺してしまうのです。

なんとも皮肉な結末を迎える映画ですが、ラスト。

メアリー・アンの母親の感謝の手紙でウェルズは救われます。
(多少、安易すぎないだろうか?)

映画「8mm」は”殺人”について一石を投じる娯楽映画

出来もまあまあ

いつも困った顔に見えるニコラス・ゲイジはこの役ピッタリ

ホアキン・フェニックスのファンの方は是非御覧になられるべきかな。

それ以外の方は興味があれば。

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”今宵も悪夢は世界のどこかで誰かが見る”

(ナイトメア・シンジ)

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大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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