映画『ザ・シークレット 引き寄せの法則』はいわゆる動く自己啓発本

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ナイトメア・シンジ

大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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今日、ご紹介するのは、知る人ぞ知る(知らない人は全然知らない)自己啓発ムービー「ザ・シークレット 引き寄せの法則」(The Secret)です。

2006年公開の作品で上映時間は91分。映画「ザ・シークレット 引き寄せの法則」は、ロンダ・バーンによる自己啓発本を下敷きにし、インタビュー中心に作られた映画。

”引き寄せの法則”がテーマの映画です。書籍は50か国で翻訳され、2000万部以上発行されています。

”引き寄せの法則”とは?
ポジティブな姿勢を保ち「思考そのもの」を変化させ、”現実を変えること”を目指す疑似科学的な積極思考、いわゆるポジティブシンキング。

映画「ザ・シークレット 引き寄せの法則」のオープニングを紹介

身も心もボロボロになった女性がフラフラと道を歩いています。女性は言います。

”1年前までの私はボロボロでした。父は急死し、人間関係はトラブル続きでした。

しかし、思いもよらず、この時、私は人生最高の贈り物を受け取りました。偉大なるシークレット、秘密の存在を知ったのです。

実は歴史的人物はみなこの秘密を知っていたのです!

ここから名だたるビック・ネームのつるべ打ちが始まります。
(注:ファースト・ネーム、名言、及び説明は筆者が勝手に付け足しました)

・プラトン
(古代ギリシアの哲学者”自分に打ち勝つことが、最も偉大な勝利である”)
・ウィリアム・シェークスピア
(劇作家”おお、ロミオ、ロミオ!あなたはどうしてロミオなの?”)
・アイザック・ニュートン
(万有引力の法則を発見した物理学者。”木からリンゴが地面に落ちた。リンゴに対して働いている力が月や惑星に対して働いているのでは?)
・ヴィクトル・ユゴー
(レ・ミゼラブルの著者”不運は人物を作り、幸運は怪物を作る”)
・ルートヴイヒ・ヴァン・ベートーベン
(バッハと並ぶ作曲家”この地上では成すべきことがとても、多い。急げ!)
・エイブラハム・リンカーン
(第16代アメリカ合衆国大統領”あなたが転んでしまった事に関心はない。そこから立ち上がることに関心があるのだ)

そのほか、エマーソンやエジソン、アインシュタイン…
皆、”ザ・シークレット 引き寄せの法則”を知っていたのだ!
偉業の陰にあった秘密が今、明らかに

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成功を導く法則”ザ・シークレットの謎”を各界で活躍する指導者たちが解説

世界の名だたる偉人たちが知っていた”ザ・シークレット 引き寄せの法則”を我々庶民にティーチングしてくれるのは、

哲学者ボブ・プロクター
形而上学者ジョーヴィタリー
博士企業家ジョンアサラフ
予言者マイケルベックウィズ
博士作家ジャックキャンフィールド

です。(全員よく似た表情、喋り方と動きをします。引き寄せの法則?)どんなことを教えてくれるのか?

一部、ご紹介

ナイトメアシンジ
思考が感情を引き起こす。
(納得)
揺るぎない信念
(大事)
空想を実現する
(言うのは簡単)
発想を変える
(グッド・アイディア!)
請求書が届くと思わず、小切手が届くと思う。
(…)
視覚化すれば実現する。
(わお)
これは興味深い
具体的な例として、陸上選手にバイオフィードバック装置を装着し、大会で走る様子を選手にイメージさせると、頭に思い浮かべただけで実際の競技と同じ順番で筋肉が活性化する。なぜか?心はイメージと実際の競技を区別しないから。

想像力、すべては訪れる生活の予告編である。自分にはその価値があると毎日、数分目を閉じてイメージする。(これは理解できる。スポーツ選手などにも多い)

イメージを解き放ち、宇宙が実現してくれると信じる。(…)

お金は簡単に手に入るものと発想を変える。(銀行に行ってホールド・アップ!を叫ばずに?)

足りないものに目を向け、持っていないことを恥じる。(妬み、コンプレックス生みそう)

プラス思考はプラスの生化学と健康な体をもたらす。(これは賛成)

マイナス思考は体や脳の機能を大きく低下させます。万物はすべてのエネルギー。人の体にはひとつの都市全体を一週間照らせる潜在能力があります。(まじ?)

”願いに制約はない青天井です私たちは限界のない存在です可能性は無限大外の世界よりも強力な内なるパワーがあなたを動かすのです人生を変化させましょう”こんな啓示が延々と続きます。

映画「ザ・シークレット 引き寄せの法則」
19世紀半ばにアメリカ合衆国で生まれたキリスト教の異端思想であるニューソートに始まり、ニューエイジで広まった、思考が現実になる・精神が物質化するという積極思考が再び注目を集めるきっかけになった書物を映像化にした作品です。
ナイトメアシンジ

うーん、自己啓発本をまったく読まない筆者には、いまひとつでした。

誤解を恐れずに言うと、”自己啓発本が好きな人”は子供の頃、本を読まなかった類の人たちだと筆者は勝手に解釈しています。

筆者は絵本『長靴をはいた猫』で発想の転換を学び『片足ダチョウのエルフ』で自己犠牲の尊さを知り、『幸せの青い鳥』で身の丈を知り、「少年探偵団」シリーズで仲間同士の助け合いを美しいと感じ、『一切れのパン』で我慢が幸せを運んでくることを知りました。

思春期に入ると、『七瀬、ふたたび』で大人の建前を知り、『竜馬がゆく』でヒーローを夢見て、『風の詩を聞け』で喪失感を理解、『青春の門』で大学はいいぞ!女の子とトモダチ以上になれるかも思ったものです。

大切なことはすべて物語から学んだ。
映画と小説。

自己啓発書を否定するわけではありません。
自己啓発本はある種の人には必要だから。
だが、万人向きではない。
(ナイトメア・リュウタは自己啓発本好きらしい)

この映画、筆者には退屈でした。

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筆者にはこっちの話しの方がピンと来ます。『1マイル4分の壁』

1マイル4分の壁は陸上競技のお話。

1923年にフィンランドのパーヴォ・ヌルミが1マイル4分10秒3の記録を樹立。この記録は、それまで37年間も破られずにいた記録を2秒も更新する驚異的な世界記録だった。

これ以上の記録は出せないだろうと専門家は断言した。「1マイル4分を切ることは人間には不可能である」

世界中のトップランナーたちも1マイル4分を「brick wall(れんがの壁)」と呼び、”超えられないもの”と考えていた。1マイル4分の壁を破ることは、エベレスト登頂や南極点到達よりも難しいとさえ言われていたのだ。

しかし、オックスフォード大学医学部の学生であったバニスターは、トレーニングに科学的手法を持ち込み、自分のコンディションを科学的に分析。

そして、1954年5月6日、オックスフォード大学のトラックで、チームメイトをペースメーカーにして、1マイルを3分59秒4で走り、世界で初めて1マイル4分を切る記録を打ち立てたのだった。4分の壁を破った瞬間だった。

興味深いのはここから。

46日後の1954年6月21日、フィンランドのトゥルクで、ライバルだったオーストラリアのジョン・ランディが3分58秒で走り、バニスターの記録はあっという間に破られたのだ。その後、1年後までにランディを含め23人もの選手が「1マイル4分」の壁を破った。

映画「ザ・シークレット 引き寄せの法則」は何か”きっかけが欲しい人”はご覧ください。ためになるかも。

”今宵も悪夢は世界のどこかで誰かが見る”

(ナイトメア・シンジ)

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大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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