映画『マーダー・ライド・ショー』はけっして良作ではないが見ておくべき

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ナイトメア・シンジ

大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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今日、ご紹介するのはホラー映画「マーダー・ライド・ショー」です。

制作はアメリカ合衆国。

映画「マーダー・ライド・ショー」はヘヴィ・ロック界の風雲児ロブ・ゾンビの映画初監督作品です。

ホラー映画マニアであり、自分自身のアルバムのアート・ワークも手掛けているロブ・ゾンビ。

ナイトメアシンジ

映画「マーダー・ライド・ショー」はロブ・ゾンビらしくバッド・テイストでマッドで悪趣味満載の映画でとても傑作と呼べる出来ではありません。

では、どうして見ておくべきか?

結論を申し上げるためには、この映画「マーダー・ライド・ショー」について紹介しておかねばなりません。

(引っ張ります。綱引きばりに)

映画「マーダー・ライド・ショー」は2003年公開のアメリカ映画。
日本公開は2004年8月14日。
上映時間は89分。

監督・脚本のロブ・ゾンビ


画像出典:ウィキペディア

1965年1月12日生まれ。
本名はロバート・カミングス。
ロブ・ゾンビは1985年、ニューヨークでホワイト・ゾンビを結成。

グループ名の由来はロブのリスペクトする俳優ベラ・ルゴシ主演1932年のゾンビ映画「恐怖城」(原題はWhite zombie)。

1998年からはソロで活動。ホワイト・ゾンビは解散となる。
2003年以降映画制作にも携わる。

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映画「マーダー・ライド・ショー」の出演者をご紹介

バケモノ博物館の主、キャプテン・スポールディングを映画「ハウス・オブ・ザ・デッド2」のシド・ヘイグ。

美人ヒッチハイカーで殺人鬼一族の娘ベイビーをシェリ・ムーン。
(ロブ・ゾンビの妻)

ベイビーの母親役を映画「ファイブ・イージー・ピーセス」(1970)でゴールデン・グローブ助演女優賞受賞のカレン・ブラックが演じています。

では、映画「マーダー・ライド・ショー」のあらすじをご紹介ましょう。

映画「マーダー・ライド・ショー」あらすじ

ハロウィン前夜。
全米各地にあるユニークな場所を取材するため旅を続けている4人の若者たち。

貧乏ライターのジェリーとガールフレンドのメリー。
友人のカップル、ビルとデニース。
4人は、とある田舎町へとやって来る。

給油のため立ち寄ったガソリンスタンドの店主はピエロのメイクを施したキャプテン・スポールディングと名乗る。

4人はスタンドに併設された「キャプテン・スポールディングのバケモノ博物館」という不気味な殺人鬼博物館を見学することに。

実在の殺人鬼、エド・ゲインやアルバート・フィッシュらの身の毛もよだつ展示を見て回った4人は、店のオーナーからこの地に伝わる「殺人鬼ドクター・サタンの伝説」に興味を抱き、その事件のあった場所へ向かって出発する。

降りしきる雨の中、4人は途中、謎の美人ヒッチハイカーを拾うが、車は立ち往生してしまう。困った4人は、ヒッチハイカーの家に避難させてもらうのだったが、そこは殺人鬼一族の屋敷だった…。

映画「マーダー・ライド・ショー」の見どころ

雨宿りと車の修理のため、立ち寄った屋敷で恐怖の惨劇に遭う若者たちの恐怖という”ホラー映画常套の流れ”のお話で何の工夫もへったくれもありません。演出もやや単調。
(土の中から手が出てくるとかホラー映画へのリスペクトはわかる。ラストも同じ)

ですが、若者たちをもてなす殺人鬼一族のベイビーことシェリ・ムーン(後ろにはゾンビが付くらしい)がマリリン・モンローの映画「お熱いのがお好き」(1959)の”I wanna Be Loved By You”(あなただけに愛されたいの)を披露する場面はなかなかの出来。(さすが、ロブ・ゾンビ)

ドクター・サタンのデザインや風体もカッコイイ。
(活躍はしません)

この映画「マーダー・ライド・ショー」ですが、全編に”ホラー映画への造詣”は見受けられますが、残念ながら面白い出来とは言えません。

ロブ・ゾンビの遊び心かな
また、若者グループのリーダー役のジェリーのフルネームは”ジェリー・ゴールドスミス”。あの有名な映画音楽の巨匠(映画「オーメン」や「エイリアン」、「2つの頭脳を持つ男」など)と同じ。
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では、どうして映画「マーダー・ライド・ショー」を見るべか?

それは、続編の「デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2」(原題: The Devil’s Rejects)がなかなか良い出来のホラー映画だからです。

そして、一作目より更にフィーチャーされた”キャプテン・スポールディング”が、なにしろ良い。ある意味、キュート。(アメリカではフィギュアとしても人気があるらしい)

続編「デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2」は、殺人鬼一族のそれぞれの”キャラクターが立っていて”(それぞれの個性が確立されているということ)ゾクゾクする出来上がりになっています。

映画「マーダー・ライド・ショー」は次作への単なる伏線に過ぎません。

ということで、次回の映画は「マーダー・ライド・ショー」続編
「デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2」です。

お楽しみに。

「映画『マーダー・ライド・ショー』はけっして良作ではないが見ておくべき」を最後まで読んで下さった読者の皆様へ

「マーダー・ライド・ショー」を読んでくれた方にオススメしたい記事がありますのでコチラも併せて読んでみて下さい→→日本カルト映画の先駆的作品『恐怖奇形人間』とは?

”今宵も悪夢は世界のどこかで誰かが見る”

(ナイトメア・シンジ)

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大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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