映画『ギニーピッグ2血肉の華』はスプラッター映画のベストなのか?

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ナイトメア・シンジ

大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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脚本家・演出家・演技トレーナー・映画評論者のナイトメアシンジです。

今日、ご紹介するのは、映画「ギニーピッグ2血肉の華」です。

「ギニーピッグ2血肉の華」は1985年11月30日に発売されたスナッフ・フィルム風ビデオ映画作品です。

上映時間は45分。

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スナッフ・フィルムについて説明

スナッフとは蝋燭(ろうそく)を吹き消す擬音語であり、転じてイギリスでは「殺す」という単語のスラングです。

スナッフフィルムという言葉が初めて使用されたのは、1971年に出版されたエド・サンダーソンが書いたマンソンファミリーを扱った書籍。

本の中でサンダーソンは”マンソンファミリーが殺人の様子を撮影したビデオが存在する”旨でインタビューを行っています。(そのインタビュー対象者は実際にはスナッフフィルムを見てはいない)

これを機にスナッフフィルムという言葉が浸透し、”娯楽用途に流通させる目的で行われた実際の殺人の様子を撮影した映像作品”を指す俗語として認知されました。スナッフムービー、殺人フィルム、殺人ビデオともいいます。

裏世界では娯楽のために人が殺され、その模様を収めたフィルムがひそかに売買されているらしいなどといった噂は現在でも実しやかに語られることも多いですね。(本当なら怖い)

アメリカの映画俳優チャーリー・シーンが日本に来日した時、この映画「ギニーピッグ2血肉の華」を見て、本物のスナッフ・フィルムと勘違いしてFBIに通報したとかとかしないとかの噂もあります。
(監督の日野日出志によると自宅にFBIが来たのは本当らしい)

「ギニーピッグ2血肉の華」はスプラッター映画愛好者(エキセントリックな方々のこと)からは、”ベスト映画”と見る向きも多いですが、筆者はまったくそう思いません。

スプラッター映画とは?

(ホラー映画のひとつのジャンル。水が跳ね飛ぶことを意味する”スプラッター”から、血しぶきが飛び散るような流血などの残酷な場面を見せ場とする映画。異常犯罪や怪物を描くものがほとんど。R-15指定などと規制されて地上波でのテレビ放映は自粛される。1980年代に特殊メイクの進歩と家庭用ビデオ・デッキの普及により急速に増えた)

「ギニーピッグ」とは?

日本のビデオ作品シリーズです。1985年の第1作「ギニーピッグ 悪魔の実験」以後、オリジナル作品が全7作、総集編が全3作製作されています。

(詳しくはこちら映画LSD 「ラッキースカイ・ダイヤモンド」参照して頂けますとわかります)

「ギニーピッグ2血肉の華」について説明

脚本・監督は日野日出志。
日野日出志は1946年生まれ。
1967年に「つめたい汗」でデビュー。
代表作は「地獄変」「蔵六の奇病」など。
国内だけでなく欧米諸国でも人気が高いホラー漫画家です。

日野日出志は、この映画「ギニーピッグ2血肉の華」に続き、1988年に映画「ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚」も監督・脚本担当しています。

(スプラッター映画好きなら「ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚」も合わせてお読み下さい)

スプラッター映画「ギニーピッグ2血肉の華」のあらすじをご紹介します。

(気持ち悪いので閲覧注意)

スプラッター映画「ギニーピッグ2血肉の華」あらすじ

ホラー漫画家日野日出志の元へ”自称ファン”からフィルムと数枚のスチール写真が送られて来る。それは男が女性をバラバラに切り刻んでいく様子を写したものであった。この作品はこれを元に日野氏が監督し、再構成したものという設定。帰宅途中の若い女性が男に誘拐され、薄暗い部屋に監禁される。
ベットに縛り付けられた彼女は麻酔を打たれ意識を失う。そして、男は包丁、ノコギリ、カナズチ、ノミなどをつかって女性をバラバラに“解体”していく。彼女は絶命する。しかし、男の部屋には彼女だけではなく、他にもおぞましいコレクションが所狭しと並べられていた。

エンディング。”警察は調査を開始”としたクレジット。

映画「ギニーピッグ2血肉の華」はスプラッター映画のベスト作品のひとつなのか?

前作「ギニーピッグ 悪魔の実験」同様、ストーリーもオチもなく、ただそれだけを執拗に描写した作品です。

特殊メイク技術は格段に進歩していて目を見張るものがあり、バラバラにされる人体をリアルに描写しています。ただそれだけ。実験作品としては筆者は評価しますが、面白くともなんともありません。

気持ち悪いだけ。
映画じゃない。
タイトルもダサ。
なんだ、”血肉の華”って。
センスなさすぎるだろ。

筆者には時間の無駄でした。

バカバカしい。

「ギニーピッグ2血肉の華」は、お好きな方のみどうぞ。

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「映画『ギニーピッグ2血肉の華』はスプラッター映画のベストなのか?』は但し、心して見るべし」を最後まで読んで下さった読者の皆様へ

皆さん、ホラー王子(ナイトメアリュウタ)の兄貴分で脚本家・演出家・演技トレーナー・映画評論者のナイトメアシンジです。

記事を最後まで読んでくれた方にオススメしたい映画がありますのでコチラの記事も併せて読んでみて下さい→洋画『処女の泉』はトラウマ映画なのか?

(ナイトメア・シンジ)

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大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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