スプラッター好きならオススメ 日本映画『ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚』は但し、心して見るべし

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ナイトメア・シンジ

大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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脚本家・演出家・演技トレーナー・映画評論者のナイトメアシンジです。

今日、ご紹介するのは、日本のオススメスプラッター映画 「ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚」です。

「ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚」はかなり、純度高めのスプラッター日本映画です。

但し、スプラッター映画が苦手な方はご辞退を。
(このジャンルが飯より好きならオススメ。単なる喩えです)

「ギニーピッグ」は、日本のビデオ作品シリーズ。
1985年の第1作「ギニーピッグ 悪魔の実験」以後、オリジナル作品が全7作、総集編が全3作製作されています。

(詳しくはこちら映画LSD 「ラッキースカイ・ダイヤモンド」参照)

日本のオススメスプラッター映画 「ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚」は1988年にジャパンホームビデオから発売されました。

上映時間は60分。

スプラッター映画とは?

(ホラー映画のひとつのジャンル。水が跳ね飛ぶことを意味する”スプラッター”から、血しぶきが飛び散るような流血などの残酷な場面を見せ場とする映画。異常犯罪や怪物を描くものが多く、R-15指定などと規制されて地上波でのテレビ放映は自粛されるものが多い。1980年代に特殊メイクの進歩と家庭用ビデオ・デッキの普及によりブームを迎えた)

脚本・監督は日野日出志

(ホラー漫画家の重鎮。国内だけでなく欧米諸国でも人気が高い)

「ギニーピッグ」シリーズは「 血肉の華」(オレンジビデオハウスから1985年に発売)に続いて2作目の監督作品になります。

原作は日野日出志自身のホラー漫画短編集『餓鬼地獄』の中に収録された「マンホールの中の人魚」(大陸書房 刊)です。

(大陸書房はオカルト・ホラー漫画が主なラインナップのマニアックな出版社)

「マンホールの中の人魚」(「スーパーアクション」86年9月号)

「ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚」のプロデューサーは小椋悟。

小椋悟は「ギニーピッグ」シリーズ全8作をプロデュースしています。

(小椋悟は1990年代後半より10年間、映画監督鈴木清順の正式エージェントを務めたことでも有名)

主なプロデュース作品は日本映画界を席巻し、土屋アンナを一躍、スターダムに押し上げた2004年公開映画「下妻物語」や2005年公開映画「姑獲鳥の夏」、2009年公開映画「戦慄迷宮3D」、筆者が原作大好き2010年公開「七瀬ふたたび」など多数あり。

日本映画「ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚」のキモとも言える特殊メイクを担当したのは、古賀信明。

2000年公開映画石井岳龍監督のSF時代劇「五条霊戦記 GOJOE」や2001年公開映画押井守監督の実写映画「アヴァロン」などでも活躍しています。

(2007年公開 大友克洋監督映画「蟲師」でシッチェス・カタロニア国際映画祭「最優秀視覚効果賞」、日本映画テレビ技術協会「映像技術奨励賞」受賞)

出演は画家役を若き日の斉木しげる。

この映画「ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚」の主役と言ってもいい人魚役は 染井真理。

(主ににっかつで活躍した女優。1985公開の「花と蛇 地獄編」など)

隣人 役は利重剛と久本雅美。

では、スプラッター映画「「ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚」
のあらすじを最後までご紹介します。

(グロいので、免疫のない方は要注意)

日本のオススメスプラッター映画「ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚」あらすじ

妻に去られた画家は下水道を探索しながらスケッチをするのが趣味。画家は子供の頃、川だったその場所で会った美しい人魚に再会。画家は長い間、下水道に閉じ込められて弱った人魚を自宅の浴槽に保護する。

人魚には腹にデキモノが出来ていた。画家は人魚を治療しながら絵を描く。だが、人魚のデキモノは腹から身体全体に拡がり、やがて膿んで、爛れてゆく。生きながらに虫が湧き、浴槽の中でもがき苦しみ弱っていく人魚。

画家は人魚の身体から排出された七色の膿を絵の具として絵を描くが、苦しむ彼女に懇願されて仕方なく彼女を殺す。

悲嘆に暮れながら、さらに死体をバラバラに損壊する画家。すると、彼女の無残な亡骸から赤ん坊の死体が現れ、画家は混乱する。

異変を感じた近隣住民に通報されて、画家は”妻殺し”として警察に捕まってしまう。

”人魚”は画家の妄想だったのか?浴槽からは一枚の鱗が発見された。しかし、その鱗は地球上の現存するすべての魚類のものと一致しなかった…。

スプラッター映画「ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚」のオススメの鑑賞の仕方

カールを食べながら(東日本では販売していません)、あるいは森永アイスコーヒーフロートを召し上がりながら(残念ながら製造中止)がオススメ。

肉類や生魚食べながら見るのはやめるべし。
(警告)

スプラッター映画「ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚」のオススメどころ

ぐちゅぐちゅしたところ。(好きな人のみ)
血がたくさん。(大丈夫な方だけ)
虫。虫。虫。(嫌悪感がないなら)
人体切断。(興味があるなら)

ラスト近く隣人が画家の家に上がるところのカメラが、人目線でゆっくり、何気に怖い。
(薄暗がりが怖さを倍増)

低予算ながら、ストーリー運びは悪くありません。
音楽もいい。

死んでバラバラに解体されたのは、胃癌が全身に転移してお腹に子供を身篭った妻だったのか?それとも本当に病んだ人魚だったのか?答えをあやふやにしたラストは秀逸。

(筆者は未読ですが、原作では人魚はピンピンしているとか)

日本のオススメスプラッター映画「ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚」のトラウマ度

日本のオススメスプラッター映画 「ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚」のトラウマ度は
なり高めです。

筆者は小学生の頃に祖父母の家で、飼っていたにわとりが猫に襲われて仕方なく台所で解体しているのを見た時のことを思い出しました。(長い間、忘れていたんだけど)

”両手を血だらけにしている祖母が、こちらを振り返った瞬間の妙に冷めた表情と両手の中の真っ赤な鶏の内臓”(トラウマ)

当然、その夜はうなされました。
お時間と度胸試し。

スプラッター日本映画「ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚」は興味がある方のみオススメかな。

「スプラッター好きならオススメ 日本映画『ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚』は但し、心して見るべし」を最後まで読んで下さった読者の皆様へ

皆さん、ホラー王子(ナイトメアリュウタ)の兄貴分で脚本家・演出家・演技トレーナー・映画評論者のナイトメアシンジです。

記事を最後まで読んでくれた方にオススメしたい映画がありますのでコチラの記事も併せて読んでみて下さい→洋画『処女の泉』はトラウマ映画なのか?

(ナイトメア・シンジ)

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大学時代に現劇団の前身「スパースターノイローゼ」旗揚げ。 1989年劇団「営業二課」設立。 1997年松竹シナリオスクール卒業。 フェニックス掌編文学賞入賞。 2009年8月から2017年2月まで中央林間カルチャースタジオ演技講師に就任。 現在は映画脚本、舞台演出、脚本、ラジオドラマ制作、リーディング講師など精力的に活動中。 演技指導はマンツーマンを基本に行っている。 日本劇作家協会会員。 劇団営業二課主宰。 横須賀まなび館演技講師。

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